今年の夏は猛暑のせいか、水の事故が本当に多いですね。7月から今月17日までの間の水難事故による死亡者は291人にのぼるそうです。数字で突きつけられると、背筋が冷たくなりますね。。水の事故で痛ましいのは、やはり子どもの犠牲者です。待ちに待った夏休み、海水浴や川遊びで楽しく過ごそうとしていたのに、溺れ死ぬなんて悲惨すぎる。海や川での事故から子どもを守るのは、やはり保護者の役割ですよね。目を離す=危険に晒すことだという意識が低すぎるのだと思います。安全さえ確保できれば、自然の中で子どもたちを遊ばせるのは本当に素晴らしい教育なんですけどね。。
国際通信社の雑誌で自然教育についての記事が出ているかと思いますが、今の教育に足りないのは、「生きる力」を養う場なのでしょう。それに気づいた文部省がてこ入れを始めているものの、成果が上がっているとは思えません。そもそも「生きる力」は学校で教えるようなものではないはずです。親だってその手助けをすることは出来ないし、むしろ手助けしてはいけないと思っています。親が出来るのは、水は危険だということを教えるだけ。水と上手に遊べるようになるためには、子どもが自分で危険を感じ、面白さを見出すしかないのです。
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