先日、クレジット会社の顧客情報が大量に流出した事件がありましたが、その後
の波紋は広がっているみたいです。クレジットカードの番号がわかると、その
データを下にネットなどで買い物ができてしまうので、これは深刻な事件だと思
います。最近は、個人情報に関する規制が法的にも整備されていますが、やは
り、その管理については社員などの意識も非常に重要です。セキュリティーのレ
ベルを高める事は技術的には可能でしょうが、あまりガチガチな仕組みにする
と、今後は運用上のコストが高くなって、現実的ではないかもしれません。イン
ターネットを使って、他国のシステムを破壊するというサイバーテロも最近話題
になっていますが、ネット社会の利便性を受ける一方で、このようなネット社会
の危険性にも、充分な関心を持つ必要があるといえるのではないでしょうか。今
後は携帯電話が、財布の代わりになる事も考えられますが、紛失した時の処置な
どもあらかじめ決めておかないと、クレジットカードと同様な事故が発生する可
能性もあると思います。いずれにしても、今回のクレジット会社の対応について
は、これからのネット社会の信頼性という観点から、関心を持っていきたいと思
います。
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